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September 9, 2026

eSIMとは?仕組みをわかりやすく解説

eSIMとは?仕組みをわかりやすく解説

eSIMは、スマートフォンにあらかじめ組み込まれているSIMカードのデジタル版です。プラスチック製のカードを挿す代わりに、モバイルネットワークのプロファイルをダウンロードし、事業者のサービス内容に応じてデータ通信や通話、SMSに利用します。

旅行者にとっては、出発前にモバイルデータ通信を準備でき、普段のSIMを挿したまま、到着後に携帯電話ショップを探し回らずに済むということです。

eSIMはスマートフォンのどこに内蔵されている?

eSIMは、多くの場合eUICCと呼ばれる小型の書き換え可能なチップで、対応端末に常設されています。取り外し可能なSIMと基本的な役割は同じで、モバイルネットワークが接続元を識別し、認証するために必要な情報を提供します。

ただし、チップは仕組みの一部にすぎません。eSIMサービスを購入すると、端末が必要とするネットワーク認証情報や設定を含んだデジタルプロファイルが発行されます。通常はQRコードを読み取るか、リンクを開くか、事業者のアプリを使ってプロファイルを追加します。

追加したプロファイルは、スマートフォンのモバイル通信設定に保存されます。多くの端末には複数のeSIMプロファイルを保存できますが、同時に有効にできる数は機種によって異なります。自宅用、定期的な出張用、次の休暇用と使い分けることもできます。空港のベンチで荷物を押さえながら、ピアスで小さなSIMトレイを開ける必要はありません。

プロファイルをインストールしても、データ容量の消費や有効期間がすぐに始まるとは限りません。利用開始の条件は事業者ごとに異なり、インストール時に開始するサービスもあれば、渡航先で対応ネットワークに接続してから始まるものもあります。QRコードを読み取る前に、利用開始の手順を確認してください。

海外旅行でeSIMを選ぶメリットは?

旅行者がeSIMを選ぶ主な理由は、海外で物理SIMを探して購入し、入れ替える手間がなくなるからです。安定したWi-Fiが使えるうちに接続準備を済ませ、必要になったときに旅行用回線をオンにできます。

実用面では、次のようなメリットがあります。

  • 物理カードの受け取りが不要: プロファイルはデジタルで届くため、空港の売り場に立ち寄ったり、ホテルへの配送を手配したりする必要がありません。
  • 普段のSIMを挿したまま使える: デュアルSIM対応端末なら、eSIMをモバイルデータ通信に使いながら、いつもの電話番号も利用可能な状態にしておける場合があります。
  • 出発前に設定できる: 深夜便で到着し、タクシー待ちの列でスマートフォンの設定をしたくないときに便利です。
  • 設定画面から回線を切り替えられる: データ通信に使う回線を選べるほか、対応している場合は通話やメッセージに使う回線も指定できます。
  • 小さなカードをなくす心配がない: 普段のSIMは元の場所に入れたままなので、パスポートケースの謎の隙間に消えることもありません。

MochiSimは、旅行前または旅行中にモバイルデータ通信をオンラインで手配したい方のためのサービスです。サイトで渡航先を選び、現在提供されているプランの詳細と端末要件を確認してから、案内された手順に沿ってインストールします。ほかのeSIMと同様に、通信環境は渡航先、現地通信事業者のサービス提供状況、使用端末、周囲の環境によって異なります。

自分のスマートフォンはeSIMに対応している?

eSIMを利用できるのは、使用する端末がeSIMに対応し、ほかの通信事業者でも使えるようSIMロックが解除されている場合に限られます。同じ機種名でも、販売地域によってハードウェアやソフトウェアの制限が異なることがあるため、機種名だけでは判断できない場合があります。

購入前に、次の項目をすべて確認してください。

  • モバイルネットワーク設定に、eSIMを追加モバイル通信プランを追加などの項目があるか確認します。
  • 端末メーカーの公式仕様ページで、正確な機種と販売地域のモデルが対応しているか確認します。
  • 現在契約している通信事業者に、端末のSIMロックが解除されているか確認します。
  • *#06#に電話をかけ、EIDが表示されるか確認します。通常、EIDがあればeSIM用ハードウェアが搭載されていますが、それだけですべてのサービスが利用できるとは限りません。
  • eSIM事業者の対応端末案内と、渡航先固有の要件を確認します。

eSIMに対応する可能性があるのはスマートフォンだけではありません。タブレット、スマートウォッチ、ノートパソコンにも対応機種があります。ただし、スマートフォン向けのeSIMが別の種類の端末でも使えるとは限りません。特にウェアラブル端末では、メーカーや普段利用している通信事業者によって追加の制限が設けられていることがあります。

デュアルSIMの動作も端末によって異なります。物理SIMとeSIMを同時に使えるスマートフォンもあれば、対応する組み合わせが異なるものや、一度に有効にできる回線が1つだけのものもあります。端末の公式マニュアルで確認するのが最も確実です。

eSIMのインストールと利用開始の方法は?

通常はWi-Fi経由でeSIMをインストールし、スマートフォンの設定で回線に名前を付けて、モバイルデータ通信用の回線として選択します。メニュー名はiPhone、各Androidブランド、ソフトウェアのバージョンによって異なりますが、基本的な流れはほぼ同じです。

  1. 対応状況とSIMロック解除を確認します。 注文前に済ませてください。出発ゲートで確認するのでは遅すぎます。
  2. 渡航先を選び、プランの詳細を読みます。 サービス内容、利用できる地域、利用開始のタイミングを確認します。
  3. インストール情報を保存します。 QRコードまたは手動設定用の情報を、すぐ開ける場所に保存します。できれば別の画面に表示するか、印刷しておきましょう。
  4. 安定したWi-Fiに接続します。 多くの端末では、eSIMプロファイルのダウンロードにインターネット接続が必要です。
  5. モバイルネットワーク設定を開きます。 eSIMまたはモバイル通信プランを追加する項目を選び、QRコードを読み取るか、情報を手動で入力します。
  6. 回線にわかりやすい名前を付けます。 疲れているときは、「副回線」より「旅行用データ」のほうが見分けやすいものです。
  7. モバイルデータ通信にeSIMを選びます。 必要性と契約中の通信事業者のローミング条件を踏まえ、問題がなければ普段の回線を通話用のデフォルトにします。
  8. 案内がある場合は、旅行用eSIMのデータローミングをオンにします。 多くの旅行用eSIMは提携ネットワークを利用するため、この設定が必要です。必ず正しい回線の設定を変更してください。
  9. 必要に応じてAPN設定を確認します。 自動設定されるプロファイルもあれば、セットアップガイドに入力値が記載されているものもあります。
  10. 渡航先で接続をテストします。 Wi-Fiをオフにし、スマートフォンがネットワークに接続するまで待ってから、簡単なウェブページを開いてみます。

接続に数分かかっているという理由だけで、プロファイルを削除しないでください。eSIMプロファイルは、削除すると同じQRコードを再度読み取れない場合が多いため、まずはトラブルシューティングの手順を一通り試してください。

eSIMがつながらないときの原因と対処法は?

eSIMのトラブルの多くは、内蔵チップ自体ではなく、端末の対応状況や設定、インストールのタイミングに原因があります。少し厄介なのは、よく似た設定項目がいくつも並んでいることです。

モバイルデータ通信が使えない場合は、次の順番で確認してください。

  • eSIM回線がオンになっている。
  • モバイルデータ通信に旅行用eSIMが選択されている。
  • 手順で指定されている場合、その回線のデータローミングがオンになっている。
  • 機内モードがオフになっている。または、接続を更新するために一度オンにしてからオフにしている。
  • APNが設定手順の内容と一致している。
  • 事業者から特定のネットワークを手動で選ぶよう案内されていない限り、ネットワークの自動選択がオンになっている。
  • インストール後に端末を再起動している。
  • 選択したサービスの対象地域内にいる。

通信品質は、現地のネットワーク、地形、建物、混雑状況にも左右されます。eSIMを使っても、接続先の通信事業者がカバーしていない場所に電波が生まれるわけではなく、特定の通信速度も保証されません。仕事で接続品質が重要な場合は、渡航先で利用できる情報を事前に確認し、重要な通話に備えて予備の手段も用意してください。

また、eSIMがデータ通信専用かどうかも確認しましょう。旅行用eSIMの多くは、新しい一般的な電話番号、音声通話、SMSを提供していません。メッセージアプリや通話アプリは通常、モバイルデータ通信で利用できますが、普段の電話番号に届くアカウント認証用SMSは、引き続き普段の回線と通信事業者に依存します。

eSIMより物理SIMを選んだほうがいい場合は?

はい。スマートフォンがeSIMに対応していない場合、SIMロックがかかっている場合、または通常の通話やSMSに使える現地の電話番号が必要な場合は、物理SIMのほうが適しています。また、長期滞在で現地の通信事業者と直接契約できるなら、そのほうがわかりやすいと感じることもあります。

eSIMがあらゆる状況で自動的に優れているわけではありません。次のデメリットも考慮してください。

  • 通常、インストールにはインターネット接続が必要です。
  • eSIMを別のスマートフォンに移す際は、カードを差し替えるだけでは済まない場合があります。
  • プロファイルを誤って削除すると、事業者のサポートが必要になることがあります。
  • データ通信専用サービスは、通常の現地通話やSMSが必要な旅行者には向かない場合があります。
  • 古いスマートフォンや、一部地域向けの端末モデルはeSIMに対応していません。
  • 設定を誤ると、普段の回線を有効にしていることでローミング通信が発生する場合があります。

最後のリスクを抑えるには、スマートフォンが普段のSIMへ自動的に切り替わらないよう、モバイルデータ通信の切り替えをオフにします。また、必要に応じて旅行用eSIMのデータローミングをオンにしたまま、普段の回線ではオフにすることもできます。タップする前に両方の回線名をよく確認してください。モバイル通信の設定画面が、わかりやすさで表彰されたことはありません。

eSIMを使いながら普段の電話番号も使える?

デュアルSIM対応スマートフォンでは、通常、旅行用eSIMをデータ通信に使いながら、普段の電話番号も有効にしておけます。ただし、実際の動作は端末と普段利用している通信事業者によって異なります。eSIMをモバイルデータ通信用の回線に設定し、普段のSIMを通話やメッセージ用に有効なままにするか決めてください。

普段の電話番号での着信、発信、SMSは、引き続き通信事業者からローミングとして扱われる場合があります。eSIMをデータ通信に使えば、それ以外のローミングもすべて無効になると思い込まず、旅行前に事業者の条件を確認してください。

現在の電話番号に紐づいたアプリは通常、そのままインストールされた状態でeSIMのデータ通信を利用できます。ただし、SIMの設定を変更すると、メッセージサービスから使用する電話番号やアカウントの確認を求められることがあります。大切なグループチャットで突然「謎の新しい連絡先」になる前に、設定を確認しておきましょう。

最後に、インストール案内メールとトラブルシューティングガイドをオフラインでも見られるようにしておいてください。空港のWi-Fiが気まぐれを起こしたとき、受信トレイの奥にあって開けない確認メールより、保存済みの設定情報のスクリーンショットのほうがはるかに役立ちます。

旅先でも、つながったまま

行き先どこでも、eSIMデータプランをその場で。物理SIMは不要、ローミングの想定外請求もありません。

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